前回の記事のつづき
先日の朝、兄妹ゲンカにイライラして、長女に強く怒ってしまいました。
「話を聞かないなら出て行きなさい」と言ってしまったあと、泣き叫ぶ長女の姿を見て、自分の感情に飲み込まれたことを強く反省しました。
怒った直後は、気まずさしかなかった
怒った後、長女は泣きながらベッドの上にしばらく座り込み、見かねた妻に抱きかかえられながら部屋を後にしました。
僕はといえば、怒りの熱が残ったまま。でもその場にいたくなくて、キッチンに逃げました。
「謝りたい気持ち」と「なんであそこまで怒ったんだろう」という思いがぐるぐるして、素直に話しかけられず、数分間、完全に沈黙。
気まずさの中でコーヒーを淹れていると、妻が静かに「あの子たち、いつものことでしょ。気にしないで」と一言。
”ありがとう””ごめんなさい”は「ママから先に」言う
尾木ママこと尾木直樹
その時、以前読んだ尾木ママの本「尾木ママの「叱らない」子育て論」の中の言葉を思い出しました。
こういうときこそ「親から先」だなと感じました。

「パパ、さっきは怒りすぎちゃった」
僕から声をかけたのは、30分くらい経ってからでした。
幼稚園に向かう車の中で後部座席に座る長女に向かって、
「さっきは怒ってごめん。パパもイライラしてて、言いすぎた」と伝えました。
すると、すでに泣き止んでいた彼女は感情が込み上げてきたのか、また泣きながら
「いいよ」「〇〇ちゃんも、ごめんね」と小さな声で答えてくれました。
その瞬間、胸のつかえが少しだけ下りた気がしました。
謝り方に「正解」はないけど…
改めて思ったのは、「怒った後こそ、親の本当の姿が試される」ということ。
謝るのって正直、ちょっと恥ずかしいし、自分が間違っていたような気もしてしまう。
でも、間違っていたのは「怒ったこと」じゃなく、「怒り方」だったんだと、後から気づきました。
これからも怒ってしまうかもしれないけれど
僕は完璧な親じゃないし、たぶんこれからも怒ってしまう日があると思います。
でも、怒った後にちゃんと子供のことを思って、
「気持ちを伝えること」と「相手の気持ちを聞くこと」を大事にしたい。
それができるだけでも、子どもとの信頼関係は少しずつ育っていくんじゃないか。
そう信じています。
最後に:同じように悩むパパへ
怒ったあとに「しまった」と思うこと、ありますよね。
でも、そこで立ち止まって、向き合おうとするだけでも、十分だと思います。
僕のこの経験が、誰かの「ホッとするきっかけ」になったら嬉しいです。
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